Quizás, quizás, quizás/Nat King Cole

せっかくレコードプレーヤーを買ったのだが、肝心のレコードがない。というわけで、レコファンに中古レコードを買いに行った。

350円以上の商品を5点以上買うと各商品200円引きというまとめ買いセール中なので、何が何でも5点以上買うぞ、と気合いを入れてレコードを探した。最近はyou tube等でどんな曲か試聴してから購入を考えることが多かったので、ジャケ買いは10年ぶりくらいかも。棚を漁り続け、気づいたら2時間近く経っていた。

今回買った中の1枚がこの「Quizás, quizás, quizás」だ。

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「Quizás, quizás, quizás」は、キューバオスバルド・ファレス (Osvaldo Farrés) が1947年に発表した。トリオ・ロス・パンチョスやビング・クロスビー、ザビア・クガート楽団など多くの歌手やグループが演奏しているラテンのスタンダード曲だが、一番好きなのは今回買ったナット・キング・コール版である。

 


Nat King Cole - Quizás quizás quizás (Actuacion en español) HQ

 ナット・キング・コールは1919年生まれのアメリカのジャズピアニスト・歌手である。父親が牧師、母親が教会のオルガン奏者で、母親からオルガンを教わった。1930年代はピアニストとして「ナット・キング・コール・トリオ」を結成して活躍。1950年以降は歌手として次々とポピュラーソングでヒットを飛ばしたが、人気絶頂期の1965年に肺がんのため死去。45歳の若さだった。歌手のナタリー・コールは娘である。

ナット・キング・コール版「Quizás, quizás, quizás」は、1958年リリース(ただし、この日本版レコードがいつ発売されたのかは不明)。スペイン語の歌詞の内容は、男性が女性にいろいろ尋ねるのだが、いつも「たぶんね」とはぐらかされてしまうというものだ。1960年代の香港を舞台にした映画「花様年華」(2000年公開)の劇中で効果的に使用されており、登場人物の気持ちをよく表していた。

 

この曲以外にもラテン系の曲を数多く歌っており、ラテン・アメリカ曲集アルバムを3枚製作している。レコードのライナーノーツには「中年の女性を悩殺しそうな唄い方」と書かれているが(なかなかインパクトがある表現…)、ナット・キング・コールの甘さと渋さを兼ね備えたベルベット・ボイスはラテン音楽を情熱的なだけでなく、上品なものにしている。

 

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ちなみに、B面の「テキエロ・ディヒステ」も「花様年華」で使用されている。こちらはライナーノーツのとおり「中年の女性を悩殺しそうな」大人の曲である。

 

 

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