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失敗のしようがない 華僑の起業ノート/大城 太

本書は、著者の大城氏が華僑の師匠から教わったビジネスのノウハウや考え方をまとめたものである。

大城氏が華僑に注目したのは、お金儲けが上手くて、同じ東洋人であること、東洋思想がベースになっている華僑の考え方のほうが日本人には理解しやすいからとのことである。たしかに、欧米のビジネスのノウハウは合理的で日本よりも進んでいるものも多いが、日本人の考え方にあっているかというとちょっと違うかな…という気がする。

内容は起業のマインド、スタートアップの方法、人の雇い方や社長の心得などである。

「貧乏な時こそ外に出る」→外へ出ることでチャンスを増やす

「人を選ぶのはレベルが低い」→良い人を選ばないとできないようではレベルが低い

「いちばんカシコイ人は3位を狙っていく」→1位や2位の争いに巻き込まれることなく、自分たちの戦い方ができるおいしいポジション

など、そういう考え方もあるんだ!と気づかされるものも多数あった。

 

一番印象に残ったのがアイデアを出す人、作業する人、お金を出す人でチームを作る「トライアングル経営」である。一人で抱え込まずにきっちりと役割分担することにより、倒産を防ぎ、事業を大きくしていくことができるようになるという考え方である。独立や起業というと、まずは1人で小さく始めようというケースが多いのだが、1人であれもこれもやろうとした結果廃業してしまうというパターンが多いそうだ。


これって起業に限らず、会社で仕事していても言えることかもしれない。人に頼むより自分でやったほうが早い!と自分で動いてしまうことが私自身よくあるのだが、良くないんだろうな…と反省。この考え方を参考にして、来年は1人で抱えずにちゃんと役割分担しようと思う。